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No.20〜佐賀大学・小城市文化交流事業特別展〜【H23.11.4】

更新日:2012/04/11

           平成23年10月15日(土)〜11月27日(日) 於 : 小城市立歴史資料館
                    小城の医学と地域医療〜病をいやす〜


  
   
 平成15年度に佐賀大学附属図書館と小城町教育委員会とにおいて「地域文化交流協定」が結ばれました。平成17年度の市町合併に伴って「包括的相互協力協定」と改め現在に至っています。当時は、国立大学と自治体の文化交流は全国でも珍しいといわれました。文化交流の懸け橋は佐賀大学の所有する「小城鍋島文庫」です。この蔵書をもとに佐賀大学地域学歴史文化研究センターと小城市文化課が協働し、これまで6回の特別展を開催しました。
  「小城鍋島文庫」には、藩の行政記録や藩が収集した日本や中国の書籍など約1万点が収められています。
 平成15年当時の佐賀大学附属図書館長は、「小城鍋島藩の文化水準の高さには目をみはるものがあり、江戸初期の文芸改革の一翼を担ったことを伺い知ることができる。」と高く評価をしています。小城市民として大変誇らしく思います。
 これまでの特別展を紹介しますと、
  「成立期の小城藩と藩主たち」(2006)
  「海外交流と小城の洋学」(2007)
  「黄檗僧と鍋島家の人々」(2008)
  「中世小城の歴史・文化と肥前千葉氏」(2009)
  「小城の教育と地域社会」(2010)です。
 今回の「小城の医学と地域医療」では江戸時代の庶民医療の実態や医師による投薬と治療の広がり、漢方医学から西洋医学への転換と近代医学の発達、地域医療の展開の姿が描がかれています。
 中でも神道家として知られた柴田花守が西洋医学を学び、シーボルトの高弟高良斎に師事し、眼球模型を譲られた由来や、明治以降の地域の医院・薬局として馬郡医院や今泉医院、久本薬局などの活動を興味深く拝見しました。
 さらに杉田玄白の「解体新書」「種痘の図」「顕微鏡」などをはじめとする展示資料やパネルから小城を中心に広がった地域医療のあゆみを知り、先人の思いに触れることができました。

   特別展チラシ(PDF:652KB)
                        
 人が心豊かに生き続けるために大切なことは、学ぶ意欲を持ち続けることではないでしょうか。
 かって先人は「過去を見ない者は明日をも失う」と申しました。佐賀大学と小城市教育委員会の連携により、江戸から明治の初期を生きた小城の祖先たちの高い志と艱難辛苦とその活躍を知り得たことは、小城の子どもたちにとって大変意義深いことです。
 これこそが小城市教育委員会が標榜する「城承伝心」から「城創伝心」につながるものであると確信します。
 佐賀大学地域学歴史文化研究センターの存在に心より感謝いたします。
 

 

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