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令和元年度「市長と語る会」開催内容

更新日:2022年3月 4日

三日月民生委員児童委員協議会のみなさんと語る会を開催しました(令和元年10月18日)

危険と思われるところに防犯カメラの設置をお願いしたい。

防犯カメラは犯罪防止、犯人特定等に有効なツールであると考えます。一方で、不特定多数の人のプライバシーを記録してしまう面もございます。防犯カメラで撮影された映像については、特定の個人が識別できる場合は、個人情報に該当し、設置者の管理は大変重要になります。現在小城市では、施設の安全管理という側面から、個人情報保護審査会の意見も踏まえて公共施設内に防犯カメラの設置をしている箇所があり、事件等の発生時は捜査機関からの情報提供依頼があれば、外部提供について協力をしている状況です。平時については一定の時間経過でデータ消去(上書き)となりますが、先ほども申しましたとおり、記録された情報の安全な管理も個人情報保護の重要な部分でございます。このようなことから、機器盗難のリスクも考慮し、施設内で管理できる範囲で設置を行っているところです。

三日月町の通学路について、前回、民生児童委員会から関係部署に要望書を提出しました。この件に関して進捗状況を聞かせいただきたい。

(1)小学校北東部(体育館出入口)の横断の危険解消についは、昨年度「社会実験」を実施し、ハンプ(道路の路面に設けられた凸状の部分)の設置が非常に有効であることが確認されました。今年度中に、交通安全施設整備事業において、小学校北側入口両側に2か所のハンプを設置する予定です。

(2)小学校南東部の交差点スクランブル化については、交差点のスクランブル化には歩行者の待機場所が必要であり、斜め横断を実現する場合は、交差点のガードレール等の撤去が必要となります。そのため、交通事故に歩行者が巻き込まれる危険性が高くなるため、現状が望ましいと考えております。

(3)国道34号久本交差点の歩行者トンネル(久本地下道)のコンクリート剥離については、昨年度ご要望いただき、地下道管理者の佐賀国道事務所鳥栖維持出張所へ依頼しているところです。現在の状況としましては、地下道内部のコンクリート診断・調査が完了し、今年度中に補修を予定しているとのことです。

(4)国道203号の歩道設置については、現在、長神田交差点(ダイレックス南側)から市役所までの区間につきましては、事業化され、佐賀国道事務所の方で歩道の設置を計画されているところです。

三日月幼稚園の認定こども園化について、詳しく教えてください。

平成27年度に少子高齢化を見据えた「子ども・子育て支援新制度」が始まり、国が「女性就業率80%を目指す」としたことから、保育のニーズが急激な高まりを見せ、当時、小城市でも保育定員の少なさに危機感を持ち、公立保育園の定員をギリギリまで増やしたり、私立園の保育定員の増加を施設整備などにより対応してもらったりしてきましたが、現在も不足状態であり更なる対応が必要と考えました。一方、幼稚園のニーズが低下し、三日月幼稚園は100人在園していますが晴田幼稚園は3学年で31人の状況で、いずれも施設に空きがある状況です。国の方針として、【民間でできることは民間へ移行する】こと、【幼保は一体化して保護者の就業状況により子どもへの影響が無いようにする】ことという大きな2つの流れがありますが、公立園の施設整備費や園の運営費にはほとんど補助が無く、公立園を多く持つ市町ほど財政負担が大きい状況です。何度も協議を重ね、「小城市の待機児童解消のためには必要不可欠」という判断のもと、今回の整備を計画したところです。

 

 

きよみずの会の会員のみなさんと語る会を開催しました(令和元年11月30日)

家に引きこもるような状況であれば、いかに外に出してくれるか、出すかということが重要なことじゃないかと思います。そしてその人達の居場所づくりが必要ではないかと思います。

対面形式が苦手という方もいらっしゃいます。自然と外に出て行くことができ、落ち着いていられる場所作りが必要ではないかと考えます。そこに誰か話を聞いてくれるような人が自然体でいてくれたらいいのかなと思います。そういったことも含めて、今度小城・多久で立ち上げる協議会の中で議論させていただきたいと思います。

グループホームとかショートステイを利用するようになった場合、モニタリングが半年に一回だったのが3カ月ごとになる。そうゆうところにお金が流れている。モニタリングを3か月ごとにする必要があるのかなと思うケースがある。ここにお金が流れるようだったら、障害年金の方に回すとかの配慮をお願いしたい。

計画を策定する中で、モニタリングのニーズが高まったことにより始まったものと思いますが、そこも含めて実際にその方に応じたサービスなのか、必要なサービスなのかいうところを今後精査していく必要があると思います。真に必要な所に予算を集中させるということについても、国や県の方に機会があれば伝えていきたいと考えております。

 

 

 

 

令和元年8月豪雨災害と小城市民病院の統合検討状況についての市長と語る会を開催しました(令和元年11月22日~12月6日、市内7箇所)

2019語る会ドゥイング

令和元年11月22日(ドゥイング三日月)

 

2019語る会あしぱる

令和元年11月26日(あしぱる)

 

2019語る会晴田支館

令和元年11月28日(晴田支館)

 

2019語る会ゆめぷらっと

令和元年12月2日(ゆめぷらっと)

 

2019語る会岩松支館

令和元年12月3日(岩松支館)

 

2019語る会

令和元年12月4日(三里支館)

 

2019

令和元年12月6日(牛津公民館)

 

【テーマ1:令和元年8月豪雨災害について】

 

朝倉市の防災マップは、避難経路が分かりやすく載せられているので参考にされてはどうか。

小城市の防災マップを作る際に、是非参考にさせていただきたいと思います。また、現在小城市では自主防災組織の組織化を進めており、自主防災組織の出前講座において、地域の方が1番地域のリスクを知っておられるので、地域独自の避難ルートの検討をしていただきたいと話をさせていただいております。

今回「ゆめぷらっと」が防災関係の避難所になっていることを初めて知りました、そのことについて教えてください。

今回開設した「ゆめぷらっと」の避難所については、市から避難勧告を出した際に、第2次的に開けた避難所です。避難所については、第1次的に旧町ごとに拠点の避難所を開設します。小城町では、まず桜楽館を開設します。ただし、「ゆめぷらっと」には畳の間がございませんので、長期化すれば、各種協定に基づいて、例えば段ボールベットなどを準備することもあり得るかと考えております。

三里の方に遊水地を作るということですが、市長が言われるように近年の雨の量はこれまでと比較にならないほどなので、これから先は新たに遊水地を作ったので安全ですとはいえないと思います。牛津川をもっと深く掘り下げるとか、牛津川自体の流れを良くすることはできないでしょうか。

牛津川の掘削や、堤防の改修などは、すでに整備計画の中に入っており、継続して工事をしていただいています。今回破堤、決壊しなかったのは、そういった事業をやってきたからこそだと思っております。ただ、今回のような災害を受け、整備計画を見直すべきところがあるかと思いますので、今言われましたように、どこの部分をどのように見直すかというのは、今後しっかり我々と国と一緒になって検討していきたいと考えております。

大町町では大規模な油流出被害が生じた。その対策について、小城市ではどうお考えでしょうか。

危険物の取り扱い事業所についての対策になると考えますが、そういう所につきましては、届け出の義務がございまして、消防署の方で立ち入り検査をされます。今回の件を受けて、市としても小城消防署の方に、再度危険物取扱いの注意喚起をお願いしたいと依頼をしました。

先月の各省庁への要望活動では、どのようなことを要望されたのでしょうか。

要望したのは、大きなものでいうと3点あります。1点目は、六角川・牛津川の整備計画についてです。これまで整備計画に基づいて事業を行ってもらっているが、それでも今回の災害では対応できていない。このままでは、牛津川がもたないので、再度この整備計画について、見直をしてもらいたいということです。2点目は、今回の水害は、牛津川の三里の上流側から越水してきている状況。また、下流になりますと、34号線の国道が冠水したということ。そして、ポンプで排水しても内水がどんどん上がっていき、浸水していったということ。今回の内水氾濫を分析し、水がどこからどこに動き、どのように浸水したのかを調査していただきたいということです。3点目は、先ほど話した遊水地のことです。遊水地については、先ほど言ったように多久の牟田部遊水地がありますが、それだけでは今回のような豪雨では対応できない状況だったので、改めて遊水地計画をしっかり進めていただきたいということです。

一番大きな問題は、国道34号線に架かる大橋とその先のJRの鉄橋が、牛津川で一番大きな抵抗がかかるというところではないかと思います。そのため、この橋のところの解決を図らないといけないと思います。10年先20年先の行政の視点に立ち、そういった所からの検討も是非お願いしたいと思います。

今言われましたように、JRの鉄橋のところは以前から手を付けられておらず、非常に危ない状況だということは我々も認識しています。そのことについても今後、国の方に話をしていきます。また、国道34号線が人の腰くらいまで冠水し、長い間通行止めになりました。原因は満神ポンプの能力の問題やポンプ停止からのものなのか、あるいは羽佐間水路の方からの水量なのか、原因を分析する必要があると国の方に申し上げております。

今回のような水害では砥川から牛津の方に避難できないので、砥川小学校体育館を避難所として解放していただきたいと思いますし、職員の方が鍵を届けることができない状況でしたので、体育館のカギを区長さんとかに預けてもらいたいと思います。

あのような状態になると、砥川の方は東の方に行けない状況だと思います。今回小学校のカギを持って行けなかったということを我々も認識しないといけないですし、今回江北町に避難された方もいらっしゃいました。とにかく安全に行ける所に行っていただくことが大事なので、江北町との連携などもやっていきたいと考えております。また、避難所は必ずそこに避難してくださいというようなことではありません。例えば、砥川地区になりますと土砂災害が心配されます。また、避難所まで行く道も危険という場合がありますので、まずは早目の避難ということと、自分の住んでいる地域の災害リスクを確認していただき、こういう状態であればここへ避難するというようなマイプランを作っていただくことが重要ではないかと考えます。

 

 

【テーマ2:小城市民病院の統合について】

 

場所については、なぜ多久の方に決まったのでしょうか。

検討委員会の中で、「人口が倍ぐらい違うのになぜ多久なのか」、「小城市民の医療動向が東を向いており、西の方には行かないのでは」などの意見が出ていますが、両市の医療環境を考える必要があります。多久市は民間病院がおよそ45床、市民病院が105床となっています。小城市は民間病院が小城、三日月、牛津に複数あります。そして、約30分で佐賀市の方の大きな病院も利用できるので、両市の医療環境を考えた場合に、医療過疎地を作るというのはいかがなものかという意見が多くありました。我々も小城市を代表して意見を申し上げていますが、そういった医療過疎地を作るという事は、医療従事者としては非常に厳しいという意見がありました。経営に対する課題についてはどうなのかという意見を申し上げましたが、経営の課題については多久市の方も十分認識されており、覚悟を持って対応するとの話もありましたので、そのようなことで我々も最終的には合意に至りました。

ハザードマップで3メートルから5メートルの浸水リスクがある地域に建設しても大丈夫なのでしょうか。

今回あれだけの豪雨被害があった中で、建設予定地の状況を聞きましたが、周辺では南側の道路は冠水をしていましたが、建設予定地のところは冠水していなかったということです。水害対策として盛り土などの検討も行っています。また、北のバイパスが高い位置にあり、水害の影響を受けていないので、そちら側から回れば建設予定地まで行くことができるということでした。今回の豪雨で建設予定地が浸水してないということは、多久市としては予定地として問題は無いという見方をしているということです。

病院は駅の近くとか交通の便の良い所を希望します。多久駅のすぐ近くとか、多久駅から2~3分で行けるところとか、交通の便を第一に考えていただきたいと思います。

建設予定地の周辺に交通機関が無いのは大きな問題であるとの意見が出ています。例えばバスを出すなど、交通に関することを計画の中に入れることが必要と考えています。

病院統合の決定事項について、市長や病院関係者、医療関係者の方々と話し合いをされ決定されたと言われましたが、市民が利用するので、市民の声を取り入れてもらいたい。

もっともな意見です。小城市民のみなさんは小城にできてほしい、多久市民のみなさんは多久にあってほしい、さまざまな方からそのような意見をもらいます。私も小城市を代表して、人口、患者の動向、経営的な課題、そういったものを踏まえて意見を述べてきておりますし、多久市も多久市側の立場の中で意見をしっかりと出されています。さまざまな意見があるなかでも、最終的には医療関係者の意見に重きを置かなければならない部分があります。なぜなら、医療関係者と話を進めていかなければ、病院を作っても後々医師の派遣に影響していきます。市民の声を汲み取りながらも、専門的な意見を尊重し、最終的に場所を決めなければならない状況でした。そういった経緯について今回説明する状況が整ったので、この会を開催させていただきました。ただし、今言われましたように、もっともっと市民のみなさんの意見を聞きながら進めて行くべきだというご意見について、私もしっかりと受け止めていきたいと思っております。

診療科目について検討されていると思いますが、現在の診療科目を一新される形になるのか、新しい診療科目ができるのか、その辺はどのようになっているのでしょうか。

基本的には現在の診療科目を維持すべきではないかと思っています。今までの診療科目を継続していく部分と、これからの時代に即した新しい診療科目を増やしていくのか、これから議論しながら考えていく必要があると考えています。

せっかく作るなら、この病院の強みというか、そういった特徴を出された方が良いのではと思います。

特色のある病院作りというのは非常に大事だと思います。診療科目、病床数、機能の問題とかを今後計画の中に色々と盛り込んで行く必要があると考えています。そして、統合することによって先生の派遣の問題が重要になってきますので、そういった中で特色のある病院を目指すべきではないかと考えています。

 

 

 

 

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