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熱中症に注意しましょう 

更新日:2024年4月25日

熱中症に関する熱中症特別警戒アラート・警戒アラート

熱中症特別警戒アラート・熱中症警戒アラートとは

 熱中症警戒アラートとは、環境省と気象庁が提供する情報で、熱中症により人の健康に被害が生じるおそれがある(WBGT指数(暑さ指数)の値が33以上)と予測された場合に、危険な暑さへの注意を呼びかけ、熱中症の予防行動をとっていただくように促すための情報です。
県内のいずれかの暑さ指数情報提供地点における、WBGT指数が33以上になると予測される地点があるときに発表されます。
熱中症警戒アラートより一段上の情報として、改正気候変動適応法(令和6年4月1日全面施行)により新設されたのが、熱中症特別警戒アラートです。熱中症特別警戒アラートとは、環境省が提供する情報で、過去に例のない危険な暑さとなり、熱中症により人の健康に重大な被害が生じるおそれがある(WBGT指数(暑さ指数)の値が35以上)と予測された場合に、発表される情報です。
県内の全ての暑さ指数情報提供地点における、WBGT指数が35以上になると予測されるときに発表されます。
 

※詳しくは、以下をご確認ください。

環境省熱中症特別警戒アラートについて

環境省熱中症警戒アラートについて

 

熱中症警戒アラートが発表されたら

熱中症警戒アラートが発表された所では、日ごろから実施している熱中症対策を、普段以上に徹底することを心掛けてください。

積極的な熱中症予防行動

  • どうしても急ぐ用事などがある場合以外は、外出を控えましょう
  • 部屋の中でも、エアコンやクーラーなどを使って、涼しくして過ごしましょう
  • のどが渇く前に、こまめに水分をとりましょう
  • 家族や身の回りの人同士で、熱中症に気をつける様に声をかけあいましょう※熱中症になりやすい人(高齢者、子ども、障害のある人、体調の悪い人など)がいる場合は特に注意しましょう
  • 屋外や空調のない屋内での運動は、原則、中止や延期をしましょう 

 

熱中症とは

高温多湿な環境下で、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体内の調整機能が破たんするなどして発症する障害の総称です。重度の熱中症は命にかかわり、昨年は日本国内で死亡事例が発生しています。しかし、熱中症に関する正しい知識を活用すれば予防することが可能です。また、熱中症になっても適切な応急手当を実施することで症状を軽減できます

熱中症の症状

分類 治療の必要性 症状

I度

(軽症)

現場の応急処置で対応できる 

めまい・失神(立ちくらみ)、筋肉痛・

筋肉の硬直、手足のしびれ・気分の不快

II度

(中等症)

病院への搬送が 必要 頭痛・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感

III度

(重症)

入院して集中治療の必要性がある

II度の症状に加え、
意識障害・けいれん・手足の運動障害、

高体温、肝機能障害、腎機能障害、

血液凝固障害

(環境省熱中症予防サイトより)

暑さ指数とは

暑さ指数(WBGT)は、Wet Buib Globe Temperatureの省略です。人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、(1)湿度 (2)日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境 (3)気温 の三つを取り入れた指標です。単位は度で示されますが、気温とは異なります。

図:日常生活に関する指針

日常生活に関する指針

図:運動に関する指針

運動に関する指針

♦暑さ指数に関する詳しい情報、全国の暑さ指数予測は、「環境省熱中症予防情報サイト」よりご覧いただけます。

熱中症の予防法

暑さを避けましょう :衣服は軽く、通気性のよい素材で、熱を吸収しにくい白系統ものが適しています。外出時は、日傘や帽子で直射日光を防ぎましょう。

のどが渇いていなくても、こまめに水分を補給しましょう 暑い日は、知らぬ間に汗をかいていますので、1日あたり1.2Lを目安に飲みましょう。入浴後や起床後もまずは水分補給をしましょう。また、大量に汗をかいたときは、塩分など必要に応じてスポーツ飲料を補給しましょう。

エアコンを上手に使用しましょう:体に直接あたらないように風向きを調整しましょう。

急に暑くなる日に注意。暑さに備えた体作りをしましょう :熱中症は、突然気温が上がった日や、梅雨明けの蒸し暑い日によく起こります。この時期は、体が暑さに慣れていないため熱中症が起こりやすいのです。久しぶりに暑い環境下で活動するときは特に注意が必要です。また、熱中症の発生にはその日の体調も影響します。日ごろから正しい生活を心がけ、無理のない範囲で適度に運動(毎日30分程度、「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる強度)をし、暑さに負けない体づくりをしましょう。

高齢者や小児、幼児は特に注意が必要

高齢者の場合は、体温調節機能が加齢により低下し、暑さに対する抵抗力が低下しています。また、のどの渇きを感じにくくなるため、特にこまめに水分を摂ることが必要です。 小児・幼児の場合は、体温調節機能や汗腺の能力が十分に発達しておらず、高齢者と同様に熱中症のリスクが成人よりも高いので、保護者が十分に観察し、水分を補給してあげるなど適切な処置が必要です。

 

熱中症が疑われるときは

暑熱環境下で、めまい、立ちくらみ、手足のしびれ、頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感、返事がおかしい、けいれん、からだが暑いなどの体調不良があるときは、下記のとおりに行動しましょう。

  • エアコンが効いている室内や風通しのよい日陰など、涼しい場所へ避難させる。
  • 衣服をゆるめ、からだを冷やす。(特に首のまわり、脇の下、足の付け根など)
  • 水分・塩分、経口補水液などを補給する。

※意識がない場合、自力で水分等補給できない場合、水分・塩分を補給しても症状がよくならない場合は、すぐに救急車を呼ぶなど医療機関に搬送してください。

 

問い合わせ

小城市役所 健康増進課 (西館1階)
〒845-8511 佐賀県小城市三日月町長神田2312番地2
電話番号:0952-37-6106 ファックス番号:0952-37-6162
メール:kenkouzoushin@city.ogi.lg.jp
 

※「用語解説」に関するご質問・ご要望は、Weblioへお問い合わせください。

関連情報へのリンク

〇熱中症に関するリンク

[環境省]熱中症予防サイト  暑さ指数、熱中症予防・対処方法、暑さ対策ほか

[気象庁]熱中症から身を守るために  気温の予測情報、天気予報、気温の観測情報ほか

[厚生労働省]熱中症関連情報 4か国語のリーフレット、障がいをお持ちの方のリーフレットほか

[厚生労働省]「健康のため水を飲もう」推進運動  「健康のため水を飲んで、熱中症や脳梗塞などの重大な事故から尊い人命を守る」といった運動を広く展開。ポスター・チラシ、水と健康の基本情報ほか

[厚生労働省]職場における熱中症予防対策 職場における熱中症予防対策マニュアルほか

[総務省消防庁]熱中症情報 熱中症による救急搬送状況(週別推移)ほか

 

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