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教育長からのメッセージ

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小城市教育長の大野敬一郎です。
本年も4月1日より新年度に入り、教育委員会も年度末の人事異動もあり、新しい体制でスタートしました。
年度当初に令和6年度佐賀県教育委員会・市町教育委員会協働会議が開催されて、新たな「佐賀県教育大綱Vol.3〜人づくり大県 さが〜」について説明がありました。山口知事のメッセージの中に「自分で自分のことを決められる子どもに育てたい。…そして、人の痛みや辛さをわかる子どもたちを育てたい。…」とありました。子どもたちがこれからの厳しい社会を生き抜くために、その生きる力を育むためにも「教育で人づくり」しかありません。その教育に関わる人には、「教育・保育は、人なり」という意識がやはり重要となってきます。そこには、子どもに対して確かな愛情を持つこと、教育・保育に対してひたむきな情熱を持つこと、人として誇りや使命感を持つこと、その「人なり」を原点と捉えて、教育・保育に専念することの大切さを改めて痛感しています。

「教育委員会の仕事」…小さな子どもから高齢者の方々まで、本当に多くの子どもたちや市民のみなさんと直接、身近に接しながらの仕事になります。本当に重責を担う仕事ですが、人を育てるという意識ばかりでなく、「自分自身も共に育つ」という意識を持ち、節目節目で自らを振り返り、志を強くしていくことが大切であると思っています。

私自身も、これまでと同様に「人との出会い」や「人と人との関わり合い」を大切にして、「当事者意識・自分のこと」として考えることを心がけ、子ども、保護者、地域のみなさんから信頼される仕事をしていきたいと心新たにしています。

小城市教育委員会の基本目標『城創伝心』…「人づくり」のために、これまでの経験、学習したことを生かしながら、教育委員会が一致団結して、支え合い、高め合うチームで取り組んでいきたいと思います。

新年度に際しても、下記に挙げているように小城市教育委員会が目指している方向を常に念頭に入れて、さまざまな課題解決のために精一杯努力して参ります。
どうぞよろしくお願いします。

小城市の市民憲章には、『小城市は、秀峰天山と有明の海、田園に恵まれ、伝統、文化、自然と調和のとれた美しいまちです。私たちは、小城市民であることに誇りと自覚と責任を持ち、平和を願い、未来へ向かって前進するまちを築くため、この憲章を定めます。』とされています。

城創伝心(じょうそうでんしん)

“小城の歴史と伝統を受け継ぎ、文化を創造する

豊かな心を育み後世へ伝える人づくり”

小城市教育委員会は、学校・家庭・地域と連携を密にして、市民一人一人が、ふるさと小城市の歴史と伝統を受け継ぎ、豊かな人間性を培い、生涯にわたって自ら学ぶ意欲や健康に生きるための体力を養うなど「生きる力」を育んでいきます。
なかでも、家庭は、教育の出発点でありその第一義的な責任を有するものとして、子どもの課題は大人の課題であるということを自覚することが大切です。
そのため教育委員会は、子どものいる家庭に対し、基本的な生活習慣や社会における規範意識が身につく情報を提供するなど、多方面から支援します。

そして、令和6年度は次の8つを重点目標とし、学校・家庭・地域が一体となって教育を推進します。

  1. 人権・命の尊重と道徳性を育む心の教育の推進
  2. 安全で安心して過ごせる居場所づくり
  3. 基本的生活習慣の定着と家庭教育力の向上
  4. ICT活用教育の充実
  5. 豊かな心と健やかな体の育成
  6. 広い教養の育成と家読(うちどく)の推進
  7. 地域の歴史・文化に触れる機会の創出
  8. SAGA2024国スポ・全障スポを機にスポーツを通した生活習慣づくり

常に、地域に根付く教育委員会でありたいと願っています。

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