更新日:2016年 08月 09日
小城市の範囲は北は天山から南は有明海まで広がっています。その市域には、特色ある歴史や文化があり、蓄積された人的・物的資源、文化財が存在します。その中には国・県・市等の指定を受けた文化財も数多く存在します。小城市では、市内全体を博物館と位置付けることによって、貴重な文化財の保存とまちづくりへの活用に発展することを目指しています。「小城どこでんミュージアム」の「どこでん」とは、佐賀弁で「どこでも」という意味です。
歴史資料館(桜城館)を拠点施設として、「屋根のない博物館」を地域や文化財の特色に応じて7つのゾーン(展示館)に分けています。
1.やまなみ展示館 |
江里山の棚田 |
|
天山や彦岳などからなる山岳地域で江里山の棚田、清水の滝といった異なる景観を持つやまなみを感じるゾーンであり、山に暮らす人々がどのような文化を築いてきたかを知ることができます。 |
||
2.仏の里展示館 |
円通寺 |
|
市内には多くの寺院があり、特に中世の寺院を中心としたゾーンです。さまざまな時代、素材、形態の仏像が数多く残されています。 |
||
3.小京都のまちなみ展示館 |
桜城館 |
|
千葉城跡から小城駅にかけてのまちなみを中心としたゾーンであり、千葉氏や小城鍋島氏などの城下町としてまちなみがどのように発展を遂げたかを知ることができます。 |
||
4.弥生の風展示館 |
土生遺跡公園 |
|
弥生時代から今に伝わり日本一にも輝いた稲作を、地名などに今も残る条里制によって感じられます。 |
||
5.長崎街道と宿場町展示館 |
牛津赤れんが館 |
|
長崎街道とその宿場町である牛津を中心としたゾーンであり、古くから商業の盛んなまちとして栄えてきた歴史を知ることができます。 |
||
6.石工の里展示館 |
常福寺 |
|
石切場跡や平川与四右衛門を代表とする肥前石工の残した石造物を中心としたゾーンであり、肥前石工の活躍した時代を偲ばせる膨大な量の石造物が今も残っています。 |
||
7.開拓と干拓展示館 |
有明海 |
|
干拓地を中心とした農業、漁業の歴史のゾーンであり、有明海を干拓して耕作地を増やしてきた歴史、有明海との関わりを知ることができます。 |
小城市内には国指定4件、国登録7件、県指定23件、市指定46件の文化財があります。
土生遺跡出土踏鋤(県の重要文化財) |
染付蓬莱亀文大皿(市の重要文化財) |
中林梧竹筆書および高取伊好宛書簡(市の重要文化財) |
市内各所に点在する文化財に説明板を設置しています。
岩蔵天山神社 |
岡山神社第一鳥居 |
毎年11月に行われる「小城のお宝展」では、市内の国登録有形文化財やギャラリー、まちの駅にて、展示会やスタンプラリー、関連イベントが行われています。
小柳酒造 |
村岡総本舗にて |
毎年秋に「土生遺跡公園まつり」を行っています。平成27年度は、土偶づくり、火起こし体験、土器の復元体験、古代の食べもの体験などのプログラムを用意しています。
どんなMY土器をつくるかな? |
上手に火を起こせるかな? |
うまく土器を復元しよう! |
土器で炊いたご飯としし汁…おいしそう! |
毎年9月ごろ、前年度に小城市内で行われた発掘調査の写真や遺物などを展示しています。
![]() |
|
|
※「用語解説」に関するご質問・ご要望は、Weblioへお問い合わせください。