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教育長からのメッセージ

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小城市教育長の大野敬一郎です。
本年も4月1日より新年度に入り、教育委員会も年度末の人事異動もあり新しい体制でスタートしました。
新型コロナウイルス感染症も5月8日から5類に移行し、まだまだ心配な面はあるものの、今後、更に多くの人々の活動が充実していくことを期待しています。これまでの3年間は、感染症拡大の波を何度も経験しながら、命や健康を守る新しい生活様式を築き、さまざまな葛藤をしながらも工夫しながら少しずつ以前のような教育活動が展開できるようになってきました。新たな発見や進化した部分もあり、日ごろから徹底した感染防止対策を取りながら、直接、子どもの教育・保育に熱心にご尽力いただいた多くの関係者のみなさんのご支援とご協力には、心より敬意と感謝を申し上げます。

今後の教育課題の解決のために改めて思うことは、「教育・保育は、人なり」ということが原点になければならないということです。その「人なり」とは、確かな愛情を持つこと、ひたむきな情熱を持つこと、人として誇りや使命感を持つこと、このような信念を持ちながら、教育・保育に専念することの大切さだと感じています。

「教育委員会の仕事」…小さな子どもから高齢者の方々まで、多くの子どもたちや市民のみなさんと直接、身近に接しながらの仕事になります。本当に重責を担う仕事ですが、人を育てるという意識ばかりでなく、「自分自身も共に育つ」という意識を持ち、節目節目で自らを振り返り、志を強くしていくことが大切であると思っています。

これからもこの厳しい環境は続き、まだまだ葛藤の連続となりますが、これまでの経験や学習したことを生かしながら、教育委員会は「人づくり」のためにチーム一丸となって支え合い高め合う組織で取り組んでいきたいと思います。

私自身も、これまでと同様に「人との出会い」や「人と人との関わり合い」を大切にして、「当事者意識・自分のこと」として考え、教育委員会の全職員とともに、子ども、保護者、地域のみなさんから信頼される仕事を進めていきたいと思います。

新年度に際しても、下記に揚げているように小城市教育委員会が目指している方向を常に念頭に入れて、さまざまな課題解決のために精一杯努力して参ります。
どうぞよろしくお願いします。

小城市の市民憲章には、『小城市は、秀峰天山と有明の海、田園に恵まれ、伝統、文化、自然と調和のとれた美しいまちです。私たちは、小城市民であることに誇りと自覚と責任を持ち、平和を願い、未来へ向かって前進するまちを築くため、この憲章を定めます。』とされています。

城創伝心(じょうそうでんしん)

“小城の歴史と伝統を受け継ぎ、文化を創造する

豊かな心を育み後世へ伝える人づくり”

小城市教育委員会は、学校や公民館等の教育機関や家庭、地域社会と連携を密にして、市民一人ひとりが、共に支えあい学びあう健全な社会の構成員として、郷土の歴史と伝統を受け継ぎ、豊かな人間性を培い、生涯に亘って自ら学ぶ意欲を養うなど「生き抜く力」を育み、国際的視野に立ち郷土や国家を担う責任を自覚し、文化の創造と社会の発展に貢献できるよう、心身ともにたくましい人間力を身につけた市民の育成に努めます。

そして、令和5年度は次の7つを重点目標とし、学校・家庭・地域が一体となって教育を推進します。

  1. 人権・命の尊重と道徳性を育む心の教育の推進
  2. 新しい生活様式を取り入れた安全・安心な居場所づくり
  3. 基本的生活習慣の定着と家庭教育力の向上
  4. ICT活用教育の充実
  5. 豊かな心と健やかな体の育成
  6. 広い教養の育成と家読(うちどく)の推進
  7. 土生遺跡史跡指定50周年を機に市内遺跡の再確認とその啓発

常に、地域に根付く教育委員会でありたいと願っています。

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