教育長からのメッセージ
小城市教育長の大野敬一郎です。
本年も4月1日より新年度に入り、4月9日に江里口市長が退任され、4月10日より南里新市長へと市政への舵取りのバトンが渡されました。教育委員会も年度末の人事異動もあり、新しい体制でスタートしました。
小中学校の教職員赴任式の中で、「〝教員の魅力とは…〟…これから初めて教壇に立つ方、長年教員として勤めてきた方、それぞれの思いは違うかもしれませんが、一人一人が改めてその魅力を感じて、子どもたちと向き合ってもらいたい」という話をしました。
時代は、平成から令和へ替わり7年目。これからの社会は想定を超える自然災害や思いもよらぬ新型コロナウイルス感染症の発生など子どもたちや私たちを取り巻く環境や激しく複雑に変化する社会、このような社会を生きる子どもたちには「生き抜く力」が必要となっています。その中で、子どもたちの人生は選択の連続であり、その選択を最終的に自分で判断し決められる力を身につけてもらいたい、そのためにも、やはり「教育」の果たす役割は非常に大きく、期待も大きいものがあります。教育委員会としても、子どもたちも、先生方も、笑顔いっぱいで、安心して成長できる学校になるように、環境づくりを進めていきたいと気持ちを強くしております。
「教育委員会の仕事」…小さな子どもから高齢者の方々まで、本当に多くの子どもたちや市民のみなさんと直接、身近に接しながらの仕事になります。本当に重責を担う仕事ですが、人を育てるという意識ばかりでなく、「自分自身も共に育つ」という意識を持ち、節目節目で自らを振り返り、志を強くしていくことが大切であると思っています。
私自身も、これまでと同様に「人との出会い」や「人と人との関わり合い」を大切にして、「当事者意識・自分のこと」として考えることを心がけ、子ども、保護者、地域のみなさんから信頼される仕事をしていきたいと心新たにしています。
小城市教育委員会の基本目標『城創伝心』…「人づくり」のために、これまでの経験、学習したことを生かしながら、教育委員会が一致団結して、支え合い、高め合うチームで取り組んでいきたいと思います。
新年度に際しても、下記に挙げているように小城市教育委員会が目指している方向を常に念頭に入れて、さまざまな課題解決のために精一杯努力して参ります。
どうぞよろしくお願いします。
小城市の市民憲章には、『小城市は、秀峰天山と有明の海、田園に恵まれ、伝統、文化、自然と調和のとれた美しいまちです。私たちは、小城市民であることに誇りと自覚と責任を持ち、平和を願い、未来へ向かって前進するまちを築くため、この憲章を定めます。』とされています。
城創伝心(じょうそうでんしん) “小城の歴史と伝統を受け継ぎ、文化を創造する 豊かな心を育み後世へ伝える人づくり” |
小城市教育委員会は、学校・家庭・地域と連携を密にして、市民一人一人が、ふるさと小城市の歴史と伝統を受け継ぎ、豊かな人間性を培い、生涯にわたって自ら学ぶ意欲や健康に生きるための体力を養うなど「生きる力」を育んでいきます。
なかでも、家庭は、教育の出発点でありその第一義的な責任を有するものとして、子どもの課題は大人の課題であるということを自覚することが大切です。
そのため教育委員会は、子どものいる家庭に対し、基本的な生活習慣や社会における規範意識が身につく情報を提供するなど、多方面から支援します。
そして、令和7年度は次の7つを重点目標とし、学校・家庭・地域が一体となって教育を推進します。
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常に、地域に根付く教育委員会でありたいと願っています。