【募集】小城市地域おこし協力隊(学びの場を広げるコーディネーター)
更新日:2025年7月 4日
「高校生も大学生も、まちと出会えばもっとおもしろくなる。」
― 学びの場を広げるコーディネーター募集 ―
こんにちは!
こちらは佐賀県の中央部、九州を代表する名山のひとつ天山と、日本最大の干潟として知られる有明海に囲まれたまち佐賀県小城市です。時に「小京都」とも表現される歴史情緒ゆたかなこの地域より、地域おこし協力隊の募集をさせていただきます。今回ご紹介するのは『学びの場を広げるコーディネーター』の仕事です。業務内容は、小城市にある2つの高校・1つの大学と連携しながら(以下3校連携)、学生たちのニーズに合った交流や地域活動をコーディネートすること。
・高校生や大学生に関わる仕事がしたい方
・産官学連携に興味がある方
・地域と若者をつなぐことにワクワクを感じる方
・地方での教育の仕事に興味がある方
・自分も地方で暮らしてみたい方
・小城が前から気になっていた方
「それは私です!」という方は、ぜひご応募いただければと思います。担当は佐賀県小城市総務部企画政策課の田中です。よろしくお願いします。
1 ミッション:子どもも大人も。地域を愛する気持ちを呼び醒ましていく。
小城市には、2つの高等学校と1つの大学キャンパスがあります。
・普通科の小城高校。
・全国でも珍しい、家庭科専門の牛津高校。
・看護学部のある西九州大学小城キャンパス。
それぞれ個性的な、人気の高い学校です。小城市は県庁所在地の佐賀市に隣接していることもあって福岡や長崎からの通学にも大変便利な立地なので、市外からの入学者が多いという嬉しい現状があります。反面、地域に関わる機会が少なく、たくさんの魅力があるはずの小城市に深い愛着をもつ学生が少ないのではないか? 同時に、地域の大人たちの眼差しも学生たちの方を向いていないのではないか? という課題を感じています。
私たちは本当は、縁があって小城市での学びを選んでくれた学生たちに、こう思ってもらえると嬉しいのです。
「小城市でしかできないことをたくさん体験させてもらえた!」
「小城市の大人は私たちの希望も不満も、しっかり耳を傾けて聞いてくれる!」
「将来は、小城市に暮らしたい!、Uターンしたい!」
「小城市が好き!」
そこで小城市では、3つの学校機関に連携を呼びかけて、3校連携の体制づくりに着手しています。ねらいは、学校の垣根を越えた学生同士の交流、地域愛を育む教育プログラムの共有、地域と連携した活動の推進、などです。3つの学校が集まり、話し合う。そんな協力体制が構築できれば、地域体験の向上の可能性は無限大です。学生たちも、きっと今より学生時代を楽しんでくれるはず。また、そうした学生の姿を見た地域の大人のみなさんにも、より楽しみながら学生への支援を継続して行なっていただけるような、教育参画の促進をますます期待したいところです。
小城の未来を一緒に育みましょう!
2 具体的な仕事内容:学校と地域の連携を推進する
学校同士の新しい連携をスタートさせたばかりの小城市では、地域おこし協力隊として、あなたのご協力を切に希望している次第です。ご協力いただきたいのは、3校連携に関わる次のような業務です。
(1)高校、大学との連携
・高校、大学、市の間の連絡調整を行う。
・定期的に高校、大学を訪問して声かけや打ち合わせを行う。
・学校が主催するボランティア活動、探究授業の支援、調整など。
(2)地域イベントの企画や運営
・高校生や大学生の地域体験が向上するようなイベントの企画、または学校側主催イベントの支援。
・高校生や大学生との交流。名前をおぼえてもらうこと。
・学生の意見、ニーズの聞き取りと整理。
(3)地域との連携支援
・高校、大学と連携したいと思ってくれる企業の掘り起こしと橋渡し。
・地域人材の掘り起こしと交流。
(4)上記連携内容の情報発信
・SNS、小城市ウェブサイトでの情報発信。
・高校、大学などのイベント、行事取材など。
(5)業務遂行にともなう事務等
・市担当職員、伴走支援員との定例ミーティング (週1、進捗や困りごとの相談など)
・市担当職員、課長との定例ミーティング (月1、進捗や困りごとの相談など)
・事務作業 (月報の作成、起案書、復命書、電話やメールなどでの連絡調整など)
・活動報告会 (年に1回、活動の報告を行う)
どの業務も、大切なのは地域の人たちとのコミュニケーション。私、田中がこの仕事をしていて一番嬉しいと思ったのは、訪問先の学校で学生たちが「田中さん!」と大きな声で手を振ってくれた瞬間です。学生同士はもちろん、学校の先生とも、地域の大人とも、市職員とも。このように手を振り合ってあいさつするような関係を何年にもわたってつなげていただけたら最高です。
3校連携の取り組みは、まだ始まったばかりです。あらかじめ決まった業務に対して「絶対にこれをやっておいてください」「これ以外やってはいけません」というのではなく、あなたの個性や経験、やりたいことに寄り添って、臨機応変に活動をサポートできればと思っています。なんでも主体的に提案、相談し合える関係が理想です。
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こんな取り組みが行われています!
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【カウンセリング講習】
小城高校と西九州大学心理カウンセリング学科が共同で「カウンセリング演習」を実施。高校生と大学生が一緒になって傾聴の技術を体験し、人の話の聴き方、カウンラーの援助について学びました。対話によって、お互いの理解も深まります。
【3校交流のソフトバレー大会を開催】
高校生も大学生も、先生・職員も一緒に、ソフトバレー大会を開催。参加チームは14チーム。スポーツを通した連携で、参加者同士が「楽しい!」を共有できた事例です。
【市長へプレゼンテーション】
小城高校の学生が食品ロスや空き家の問題など、地域課題の改善案を市長へ提案しました。地域への理解を深め、地域貢献の理解を高める活動が続いていくことで、若い世代のアイデアが市政に反映される、そういう循環も生まれるかもしれません。
3 着任後のロードマップ (目安)
3校連携を進める仕事、その3年間のロードマップを一緒に見ていきましょう。
【1年目:まずは小城を知る。学生や先生と話そう!】
・まずは小城の街を歩いてみましょう。
・学校を訪問し、学生や先生方と知り合いになりましょう。
・学生がすでに関わっている地域イベントに参加してみましょう。
・気づいたことをSNSで発信していきましょう。
【2年目:学校や地域と協働しながら学生たちが繋がり合う機会を増やしていこう!】
・小城市職員の田中と一緒に、3校連携の担当者会議の実施支援(連絡、調整など)をしましょう。
・学生と一緒に、地域で小さなイベント、企画を実施してみましょう。
・民間の団体、キーパーソンを訪問して地域の人と知り合いましょう。
・小城市職員とともに、協力隊を卒業したあとの仕組みづくりを検討してみましょう。
【3年目:3校連携の理想の形を提案しよう!】
・学校を訪問し、先生方と協働してのイベント、学びのサポートをしていきましょう。
・学生や地域と一緒に、独自のイベント、企画を実施しましょう。
・協力隊を卒業したあとも持続する仕組みづくりを小城市職員とともに構築しましょう。
※活動内容として設定する指標を達成している場合、残った時間での定住活動も歓迎しています。
どういう働き方になるの?拠点は?
小城市役所のほか、なんと3校それぞれにあなたのデスクが置かれます。週に1回は訪問して、打ち合わせや情報共有(世間話も大事!)など、担当の先生や生徒たちとお話をしてください。
【3年の任期を終え卒業した後のイメージ】
・起業パターン
佐賀での地域おこし協力隊OBOGは、複数の生業を掛け合わせ独立する方が多い傾向です。
・週4勤務なので1年目から休みの時間を活用して起業準備が可能。(副業申請OK!)
・3年目の独立に向けて担当者と相談しながら定住に向けた活動もしていただけます。
・あなたの夢が叶うことを応援したいと考えています。
・就職パターン
活動に関係する企業、市、高校、大学に雇用される可能性もあります。
活動実績がそのまま、県内企業での就活のアピール材料になります。
・若者との連携の継続
定住される場合は、ボランティアなどを通して高校、大学との関係性を保っていただけると幸いです。
【3年間で向上する能力、キャリア】
・小城での人脈の広がり。
・産(民間)、官(市役所)、学(高校、大学)の仕事環境が見渡せる。
・コミュニケーション能力、対話、調整、交渉力。
・SNSの情報発信力。
・イベントの企画、運営の経験。など。
4 改めて:こんな方に向いているお仕事です
<こういう人に向いている>
◎若者や教育に関心がある
◎コミュニケーションが好きで傾聴を心がけられる
◎チームで働くのが好き
◎頼まれごとをうれしく感じることが多い
◎調整が得意
<必須スキル>
◎PC操作 (オフィスソフト、ウェブサイト更新、SNSの投稿など)
◎普通自動車免許
◎最低限の危機管理能力 (学生に危害がないよう配慮)
◎土曜日・日曜日・祝日勤務が可能であること (イベント時、振替対応はもちろんあり)
<歓迎スキル>
◯ 教育関係の仕事経験
◯ 教育魅力化などの経験
◯ 広報の知識
◯ 地域団体や企業と連携したイベント等の経験
5 海も、山も、平野も。暮らす場所としての小城
佐賀県小城市のいいところ。いくつかあげてみました。たくさんありますが、大事なところを少しだけ。
- 歴史情緒ある街並み。九州の小京都とも呼ばれる、小さな城下町の佇まいです。
- やさしい住民性。おもてなしの文化が残り、人にやさしい人たちです。やっぱり人。
- 山が近い。九州百名山のひとつ、天山がすぐ近く。すぐ山に登れます。
- 海も近い。日本最大の干潟をもつ有明海にも隣接。珍魚ムツゴロウが待ってます。
- 空が高い。山と海に挟まれた広大な平野部では、都会にはない空の高さを感じます。
- 都市部が近い。佐賀市街まで15分。福岡市街まで50分。交通アクセスの便利な地域です。
- あくせくしない暮らし。時がゆったり流れています。 (感想です)
- おだやかな、自然体の「わたし」と出会える場所です。
- ぜひ一度、お越しいただいて、ここに暮らす時間を空想していただけたらと思います。
6 ともに働く仲間たちからの歓迎メッセージ
佐賀県立牛津高等学校 主幹教諭 池田 憲一
「この記事に興味をもってくださって誠にありがとうございます。私たち牛津高校は、全国でも珍しい家庭科専門の高等学校です。全国からの学生募集の強化を目指していく中で、地域に貢献する実業の可能性を、広く深く検討したいと考えております。
3校の連携が始まってから、我が校の学生たちは、隣の学校の文化祭に参加したり、大学からソフトバレーボールの大会にお招きいただいたり、地域での物販を促進したり、今までになかった領域まで活動の幅を大きく広げつつあります。ご応募くださる方にはぜひ、そうした学生たちひとりひとりの『いいところ』を見つけて、伸ばしていくお手伝いをしていただけますようお願いします」
合同会社NOWA 野見山 美鈴
「私も3年前、佐賀県に移住して、とある高校の魅力化に携わった人間です。今回、応募してくださる方とは境遇の近い仲間として、週に1度の伴走ミーティングのお相手をさせていただきます。気軽におしゃべりできる関係になれたらと思います。よろしくお願いします。
先生ではないから、地域の人ではないから。そういう絶妙な距離感にある地域おこし協力隊にしか、果たせない役割があるように思います。子どもたちが安心できる居場所づくりをともに目指していきましょう」
担当:田中 雅久 佐賀県小城市 総務部 企画政策課
「学生と同じように、着任される方にも小城市を好きになっていただけると嬉しいです。もしこの仕事にKPI(活動成果を図る数字)を設定するとしたらそれは「あいさつで手を振ってくれる人の数」。
この地域に暮らして、そこに生きる人たちと交流して、誰かに喜んでもらえることを嬉しいと感じていただける。そういうあなたとの出会いを楽しみにしております。ご応募お待ちしております。どうぞよろしくお願いします」
私たちと一緒に小城の若者たちを応援していきましょう!
7 募集要項
・雇用関係の有無
あり
・募集対象
(1)三大都市圏や政令指定都市の都市地域(過疎、山村、半島等の地域に該当しない市町村)から佐賀県内へ、採用日に住民票を移動できる方(特別交付税措置に係る地域要件確認表に準じた要件となります)
(2)地方公務員法第16条に規定する一般職員の欠格事項に該当しない方
(3)心身がともに健康で、かつ、誠実に職務を遂行できる方
(4)小城市地域おこし協力隊として委嘱の際に、生活の拠点を小城市に移し、小城市の住民基本台帳に記録されることができる方
(5)普通自動車運転免許を取得している方
(6)パソコン操作(ワード、エクセル、パワーポイントなど)ができる方
(7)暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第2条第2号に規定する暴力団そのほか反社会的団体又はそれらの構成員に該当しない方
・身分等
(1)身分 小城市会計年度任用職員
(2)委嘱期間 令和7年10月以降に委嘱予定(着任時期は相談できます。)
※隊員としての活動期間は最長3年(年度ごとの更新による)
・募集人数
1名
・勤務地
・佐賀県小城市役所 (デスク)
・市内にある西九州大学、小城高校、牛津高校 (訪問)
・勤務日数
週4日
・勤務時間
8時30分から16時45分 または 9時から17時15分 (7時間15分の勤務)
・休日
金曜日・土曜日・日曜日・祝日 (振替あり)、時間外勤務手当あり
・副業
可 (要届出)
・貸出 (リース)
PC(庁内用)、タブレット(外出用)
・車
庁用車
・家
家賃補助5万円まで(月額上限)、敷金礼金補助15万5千円まで(上限)
・報酬
月額:250,000円
※通勤手当の支給あり
※税、社会保険料、雇用保険料等の本人負担分が、上記金額から差し引かれます。
・社会保険等
厚生年金、共済保険、雇用保険に加入
・有給休暇
半年後に7日、翌年度8日、3年目は9日。繰越ありで、最大15日。
・応募期間
令和7年7月4日(金曜日) ~ 令和7年8月17日(日曜日)
オンライン説明会
令和7年7月31日(木曜日) 19時30分~
開催方法:オンライン(Zoom)
申込み方法:申し込みフォームで申し込んでください。
選考
【一次選考】
書類選考の上、合否を文書で通知します。
【二次選考】
一次選考合格者を対象に、現地(小城市内)で実施します。
※二次選考の日時は9月6日(土曜日)、7日(日曜日)を予定しています。
※二次選考に要する交通費等は個人負担とします。
【二次選考(面接)】
日 時:令和7年9月6日(土曜日)~7日(日曜日)(1泊2日)
場 所:小城市役所および小城市内
内 容:(予定)小城市の案内・地域交流会・面接
※二次選考に要する交通費等は個人負担とします。
募集要項及び応募申込書
・小城市地域おこし協力隊_サイクルツーリズム募集要項【PDF:974KB】
・小城市地域おこし協力_隊学びの場を広げるコーディネーター_応募申込書【Excel:25KB】
・小城市地域おこし協力_隊学びの場を広げるコーディネーター_応募申込書【PDF:187KB】
応募方法
以下の必要書類をメール又は郵送にて送付ください。
・応募申込書(志望動機400字程度をご記入ください。)
・住民票の抄本
・普通自動車運転免許証の写し
※メール提出時のタイトルは、「小城市地域おこし協力隊応募」としてください。
【提出先】
佐賀県小城市 総務部 企画政策課 地域おこし協力隊担当
メールの場合 8月17日(日曜日)23時59分締切
(メール送信先:kikaku@city.ogi.lg.jp)
郵送の場合 8月17日(日曜日)必着
(送付先)〒845-8511 佐賀県小城市三日月町長神田2312 番地2 小城市役所 総務部 企画政策課
関連ホームページ
問い合わせ
小城市役所 企画政策課 (西館2階)〒845-8511 佐賀県小城市三日月町長神田2312番地2
電話番号:0952-37-6115 ファックス番号:0952-37-6163
メール:kikaku@city.ogi.lg.jp
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