地震への備え ”一人一人ができること~”
更新日:2020年3月 4日
地震による負傷者の3割から5割の原因が家具類の転倒や落下、移動によることをご存知でしょうか。
平成28年熊本地震でも、普段使用している家具類が凶器と化し、圧死により犠牲となる人や多数のけが人が出ています。
身の回りの被害を軽減するためには、一人一人が日ごろから備えることが大切です。
地震はいつ発生するかわからない災害です。まずは地震で起こる家具類の動きとその被害を知ることから始めましょう。
地震で起こる家具類の動きと対応策
このような家具類による被害を防止するためには、家具類を固定することが大切です。
名称 | 説明 | 図 |
ポール式 |
家具と天井の間に設置する突っ張り棒状の器具です。ネジ止めはしません。天井に強度が必要です。 |
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L字金具 |
家具と壁を木ネジやボルトで固定するタイプの器具です。固定する効果は高いですが、壁に強度が必要です。 |
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マット式 |
粘着性のゲル状のもので、家具などの底面と床面を接着させる器具です。比較的小さい家具などの固定に有効です。 |
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移動防止着脱式ベルト |
キャスター付家具と壁をつなぎ、地震時の移動を防ぐ器具です。日常的な移動のために着脱式のベルトが便利です。 |
家の周囲の確認と備え
地震発生時の危険は家の中だけではなく、家の周囲にもあります。次のような問題があれば早めに対策を行い、いざという時の地震災害に備えましょう。
(1)雨どい、雨戸
雨どいの継ぎ目がはずれていないか、落ち葉や土砂などが詰まっていないか。雨戸の建付けが悪くなっていないか。
(2)屋根
屋根にひび割れ、ずれ、はがれなどがないか。アンテナはしっかりと固定する。
(3)ベランダ
避難経路にすることもあるので、常に整理整頓をしておく。落下の危険のある植木鉢やエアコンの室外機は配置を変えるか固定する。
(4)窓ガラス
ガラス飛散防止フィルムを貼る。強化ガラスにする。
(5)ブロック塀、門柱
土中にしっかりとした基礎部分がないもの、鉄筋が入っていないものは補強する。ひび割れ、傾き、鉄筋のさびなどがあれば修理する。
(6)玄関の周り
自転車や植木鉢など通行の支障となるものを置かない。古新聞・古雑誌など引火しやすいものを放置しない。
(7)プロパンガス
しっかりとした土台の上に置く。鎖などで壁面に固定する。
リンク紹介
すべての家具類や家の周囲の対策を一度に行うことは大変です。家の中の一番大きい家具の対策から始めるなど、無理なく日ごろから少しずつ災害に対する備えを考えましょう。
以下のリンクをクリックすると、総務省消防庁のホームページを開くことができます。参考にご覧ください。
問い合わせ
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