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体罰によらない子育てのために~みんなで育児を支える社会に~

更新日:2020年4月 3日

令和2年4月から子どもへの体罰が法律で禁止されます。ただし、この法律は体罰をする保護者を罰するためのものではありません。痛みや苦しみを利用して子どもの言動を統制するのではなく、社会全体で体罰等によらない子育てを推進し、支援していくために制定されています。

 

こんなことしていませんか

  • 言葉で何回注意しても言うことを聞かないので、頬を叩いた
  • 大切なものにいたずらをしたので、長時間正座をさせた
  • 友達を殴ってケガをさせたので、同じように子どもを殴った
  • 他人のものを取ったので、お尻を叩いた
  • 宿題をしなかったので、夕ご飯を与えなかった
  • 掃除をしないので、雑巾を顔に押しつけた

これらは全て体罰です。


子育てを担うことは、大変なことです。子どもに腹が立ったり、イライラしたりすることは、子育て中の保護者の多くが経験するものです。
以下のようなさまざまな思いや悩みを抱えていませんか。


【子どもの年齢や特性等に関わること】

  • 一生懸命子どもに向き合っているのにいつまでも泣き止まない
  • 言葉で何度言っても言うことを聞かない、動いてくれない
  • 年齢に応じた発達・行動が見られない など

【保護者の心配事や負担感、孤独感等に関わること】

  • 自分の仕事や介護、家族関係等でストレスが溜まっている
  • 周囲に相談したり頼りにできる人がいない など

【保護者のこれまでの体験や周囲の言動等に関わること】

  • 自分自身もそうやって育ってきた
  • 痛みを伴わないと他人の痛みが理解できないと信じている
  • 愛情があれば叩いても理解してくれると言われてきた
  • 子どもが言うことを聞かないのは、親が甘いからだと責められた など

なぜ体罰等はいけないのか

  • 体罰等が子どもの成長・発達に悪影響を与えることは科学的にも明らかになっており、体罰等が繰り返されると、「落ち着いて話を聞けない」、「約束を守れない」、「一つのことに集中できない」、「我慢ができない」、「感情をうまく表せない」、「集団で行動できない」という行動問題のリスクが高まる等、心身にさまざまな悪影響が生じる可能性があることが報告されています。
  • はじめは軽く叩く程度でも、子どもが痛みに慣れる可能性があり、同じ効果を得るために暴力がエスカレートしていき、気付いたときには虐待に発展することも考えられます。虐待事例において、加害者が「しつけのためだった」と言う事例も存在します。
     

子どもとの関わりの工夫(ご一読ください)

体罰等によらない子育てには工夫のポイントがあります。

【体罰によらない子育てのために】リーフレット【 PDFファイル:2.13MB 】

体罰等によらない子育てのために~みんなで育児を支える社会に~【 PDFファイル:517.7KB 】

(令和2年2月厚生労働省「体罰等によらない子育ての推進に関する検討会」)をご一読ください。

 

子育てはいろいろな人の力とともに

子どもを育てる上では支援を受けることも必要です。子育ての大変さを保護者だけで抱えるのではなく、少しでも困ったことがあれば、まずは、下の問い合わせ先までご相談ください。

 

問い合わせ

小城市役所 社会福祉課 (西館1階)
〒845-8511 佐賀県小城市三日月町長神田2312番地2
電話番号:0952-37-6107 ファックス番号:0952-37-6162
メール:fukushi@city.ogi.lg.jp
 

※「用語解説」に関するご質問・ご要望は、Weblioへお問い合わせください。

関連情報へのリンク

虐待かもと思ったら


子どもの命に危険があるなど緊急度が高い場合は警察署(110番)
それ以外でも緊急の対応が必要と思われた場合は佐賀県中央相談所(26-1212)
または児童相談所全国共通ダイヤル(189番)にお電話してください。
 

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