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No.20自然災害にも負けない人の力「福岡県福間中学校生徒会の思いと行動に感謝」【令和元年9月26日】

更新日:2020年3月 5日

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8月下旬の北部九州における想定を超える豪雨は、県内、市内いたるところで大きな災害に見舞われました。9月に入ってからの台風15号での千葉県を中心とした大停電など、ライフラインの遮断についても、いつどこで起こるかもわからない自然の猛威に不安と危機感を感じざるを得ませんでした。

各地域の被災された多くのみなさん方には、心よりお見舞い申し上げますとともに、現在もなお不自由な生活を強いられている状況が一日も早く復旧復興し安心して通常の生活ができるよう切に願っております。
それと同時に近年の状況から、残念ながら自然現象との闘いは今後もまだ続くことを念頭に入れて、危機対応については、常に考えていく必要もあると思っております。

このような8月下旬の豪雨の状況をみた、お隣の福岡県福津市の福間中学校の生徒会役員のみなさんが、佐賀県の小中学校を支援しようと、「自分たちにできることを考え、少しでも力になりたい」という思いで行動にうつされました。自分たちで募金箱を作り、すぐさま募金活動を開始され、福間中学校ばかりではなく、校区内の福間小学校、福間南小学校、JR福間駅にも出向いて、善意の輪を広げていただきました。

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9月26日、福間中学校の生徒会のみなさんが福間の児童生徒のみなさん、保護者、地域のみなさんのご厚意、約10日間で集まった約23万円を持って、小城市の牛津中学校まで足を運んで直接届けていただきました。牛津中学校、牛津小学校、砥川小学校の児童生徒宛に励ましの手紙を添えていただいています。

福岡県の福間中学校の生徒のみなさんが、豪雨災害に会った隣の佐賀県の小中学校の大変な状況であることに気付いて、それを自分のこととして考えて、困っている小学生、中学生のために支援しようとする思いと、それをすぐ行動にできる実行力、そして、その厚意を集めて、「一日でも早く通常の生活に、笑顔を取り戻してほしい」という願い、多くの素晴らしい人の温もりを感じています。

私は、今回の災害対応に際しても、いろいろと考えさせられました。
改めて困難な時に大きな力になれるのは、やはり人の思いや願い、その人を結集した力であり、そうした人の支え、繋がりや絆に感謝し、それが深く心の中に染み透り、また、必ず元気や笑顔を取り戻すことができると信じています。
被災された人々の一日早い復旧復興と笑顔で元気に生活できることを切に願うとともに、教育によって、このような人づくりを目指していきたいと思いました。

今回の福間中学校の生徒会活動に対して、生徒会のみなさんの願いと地域の多くの方の貴重なご厚意に、感動と感謝の気持ちでいっぱいです。このご厚意は牛津中学校、牛津小学校、砥川小学校三校の被災した学校施設の復旧等に活用していきたいと思います。

福間中学校の生徒会のみなさんの今後益々のご活躍とご発展をお祈りしています。
本当にありがとうございました。

令和元年9月26日

小城市教育長 大野 敬一郎

問い合わせ

小城市教育委員会 教育総務課 (東館2階)
〒845-8511 佐賀県小城市三日月町長神田2312番地2
電話番号:0952-37-6130 ファックス番号:0952-37-6167
メール:kyouikusoumu@city.ogi.lg.jp
 

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