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No.25「2022年、令和4年の上半期を振り返る」~定例教育委員会教育長報告より~【令和4年7月8日】

更新日:2022年7月12日

小城市教育委員会では、毎月第4木曜日(特別な事由がある場合は、変更もあります)に定例会を開催しています。その会議の冒頭に教育長報告がありますが、その際に、私の所感も含めて、その月の事業や状況を報告しています。
つきましては、この定例会は市民のみなさんにも公開しておりますので、ぜひ、一度ご来庁して傍聴していただき、委員会の様子等を知っていただきたいと思います。
 
2022年、令和4年の上半期を振り返るとともに、改めて私自身、心新たにして取り組んでいきたいと思っておりますので、この半年6回の報告書の一部、私の所感をご紹介させていただきます。

*1月(2022.1.27)教育長報告より*

2022年、令和4年、希望の新しい年がスタートして、1か月が過ぎようとしています。この2年間は、新型コロナウィルス感染症のことを常に念頭に入れながら、またその感染対策を考えながら、さまざまの事業を展開してきました。昨年後半は、感染状況も比較的落ち着きがみられましたが、新年を迎えて全国的に急激に感染が拡大しており、第6の波が到来し、佐賀県でも本日より「まん延防止等重点措置」(34都道府県)が発令されるなど、この状況は未だに続いており、その厳しさは変わりありません。しかし、この2年間の経験や学習したことを生かすとともに、小城市教育委員会が目指す「城創伝心…人づくり」のために、「今できること」を探り見出しながら、全職員チーム一丸なって、まずはそれぞれの事業について、市民の皆様に理解と協力を得ながら進めていきたいと思っています。
人づくりのために、子どもたちや市民のみなさんに対して、人の繋がりと笑顔を与えられる仕事を全うし、多くの課題解決を目指していきたいと決意を新たにしたところです。
 
2022.1.14いわまつ保育園にて川端誠さんの読み聞かせ※うちどく(家読)の推奨
いわまつ保育園にて川端誠さんの読み聞かせ※うちどく(家読)の推奨
 
*2月(2022.2.24)教育長報告より*
 
令和4年に入って間もなく約2カ月が過ぎようとしており、令和3年度もいよいよ残り1カ月、まとめの時であり、そして新年度に繋ぐ時期でもあります。この繋ぎとステップアップの時期に、「教育」における課題を整理し、新年度のスタートにスムーズに移行していきたいと思います。
新型コロナウィルス感染症、この6波については2月に入っても全国的にも拡大が収まらず、特に、園児、児童、生徒の感染の拡がりがみられて、教育・保育の活動に対しても、さまざまな面に影響を及ぼしております。特に、この2年間は、感染症の猛威と自然災害など、命や健康を脅かす環境の中で人々は不安な日々の生活が続いています。そのような中でも、子どもたちや大人の方々が、夢や目標を持ち、その実現のために活動していく、その環境をいかに作っていくか、教育や保育の意義や活動の継続性が問われているときであると思います。
このような中、今月は、北京で冬季オリンピックが開催されました。ルールやジャッジなど、考えるところも多くありましたが、選手の集中力とコミュニケーション力、笑顔と涙、そして互いに称え合う姿は、やはり感動と勇気をもらいました。特に子どもたちには、このように夢や志を持ち、その実現に向かってチャレンジしていくことを切に願っています。
暗いニュースが多い中でも、小城市では明るいニュースもありました。先日2/18に郡市対抗県内一周駅伝大会は、小城市チーム優勝、10連覇と県内各チームの選手の力走は、多くの小城市民にとって、明日への活力となる明るい話題となり、元気をもらいました。
 
2022.2.8「さが未来発見塾」プレゼンテーション(小城高・牛津高)
「さが未来発見塾」プレゼンテーション(小城高・牛津高)
 
*3月(2022.3.29)教育長報告より*
 
令和2年3月の「学校の全国一斉休校」から、2年が経過しました。この2年間は、常に新型コロナウィルス感染症の脅威を感じながらも、いくつもの波を経験しながら、命や健康を守る新しい生活様式を築き、さまざまな葛藤をしながら、多くの社会活動が展開されてきています。
特に、この第6波は、家庭内感染から園児、児童、生徒への感染の拡がりがみられて、教育・保育の活動に対しても、さまざまな面に大きな影響を及ぼしました。昨年に引き続き、今年の卒園式、卒業式は、制限された出席者の中ではありましたが、子どもたちの成長した姿をしっかりと確認できた式典が無事に挙行され、また、今年度の修了式も無事に終了しました。この感染症の猛威の中で、それぞれの現場では、日ごろから徹底した感染防止対策を取りながら、直接、子どもの教育・保育に熱心にご尽力いただいた多くの関係者のみなさんのご支援とご協力には、心より敬意と感謝を申し上げます。先日、第1回市議会定例会も終了し、依然としてコロナ禍の中で、教育委員会としての課題も多くありますが、令和4年度のスタートを迎えるばかりになりました。また、年度末にあたり、人の別れと出会いの節目の時も迎えて、私自身、やはり『希望の春』をイメージして、多くの人の力を結集し、この難局を必ず乗り越えることができると信じて、心新たに、新年度も取り組んでいきたいと思います。
 
2022.3.11牛津中学校卒業式 2022.3.18砥川小学校卒業式
【卒業式】牛津中学校、砥川小学校
 

*4月(2022.4.28)教育長報告より*

新年度に入り、教育委員会も新体制でスタートして、間もなく1か月が過ぎようとしています。
これまで、多くの行事等については、中止ではなく、どうやったら実施できるのか、それに代わるものとして何かできないか、発想を変え、知恵を絞り、工夫しながら、今まで気づかなかった新しい発見もあり、多くのことを経験、学習してきました。

「教育委員会の仕事」…小さな子どもから高齢者の方々まで、本当に多くの子どもたちや市民のみなさんと直接、身近に接しながらの仕事になります。私自身、本当に、重責を担う仕事ですが、人を育てるという意識ばかりでなく、自分自身も共に育つ、という意識を持ち、節目節目で自らを振り返り、課題解決のために志を強くしていくことが大切であると思っています。
これからも、この厳しい環境は続き、まだまだ葛藤の連続となりますが、これまでの経験、学習したことを生かしながら、教育委員会の基本目標…「人づくり」のためにチーム一丸となって支え合い高め合う組織で取り組んでいきたいと思います。
 
2022.4.10牛津映画上映会「牛津から九州を統一した男~今川了俊と仲秋」
牛津映画上映会「牛津から九州を統一した男~今川了俊と仲秋」 
 

*5月(2022.5.26)教育長報告より*

新しい時代、令和がスタートして、丸3年が過ぎて4年目を迎えました。この令和に入ってからは、新型コロナウィルス感染症の世界的な広がりや今年に入ってからのロシアによるウクライナ侵攻における世界情勢の変化など、日本のみならず世界中に大きな環境の変化をもたらしています。そのような中にあっても、やはり「教育」の重要性は、この令和に入ってからも変わることではなく、日に日に大きくなることに気づきます。
5月3日、姉妹都市である南九州市知覧町で開催された戦没者慰霊祭に参列しました。終戦から77年、この慰霊祭も68回、3年ぶりに全国各地から200人を超える関係者のみなさんが参列されました。その中でも、遺族代表の慰霊のことばで、亡くなられたお兄さんのこと、一緒に過ごされた小さい頃の家族の思い出などを話され、「命の尊さ」を語り継いでいくことを誓われました。戦後生まれの私自身も、戦争の体験はありませんが、命の尊さ、家族の絆、人の繋がり、恒久の平和…戦争を知らない子どもたちに、これからも、しっかりと正しく後世へ伝えていかねばならないと、心を強くした1日になりました。
 
2022.5.3第68回知覧特攻基地戦没者慰霊祭(鹿児島県南九州市知覧町) 2022.5.3第68回知覧特攻基地戦没者慰霊祭(鹿児島県南九州市知覧町)
第68回知覧特攻基地戦没者慰霊祭
 
*6月(2022.6.23)教育長報告より*
 
6月12日は、「小城市教育の日」でした。コロナ禍以前は例年、「フリー参観デー」として~多くの地域のみなさん方にも自由に学校へ足を運んでもらう日~という取組みです。まだ参観の制限はあるものの、各学校において工夫して保護者の参観日となりました。今回は学校運営に参画していただく学校評議員会、学校運営協議会としての開催もあり、少しずつ地域の方々が学校に足を運んでいただくことができました。子どもたちの学校での様子を少なくとも多くの保護者のみなさんに参観してもらえたことは、とてもよかったと思います。
1学期も後半に入り、コロナ禍の中でも、これまでの経験・学習のもとに教育活動が展開されています。しかし、気候も変わって、子どもたちも、先生方もさまざまなストレスが溜まり、疲れも出てくる時期でもあります。また、未だに感染防止対策を取りながら、制限された中での学び合いや人と人との触れ合いが思うようにできことも多いと思います。そのような環境でさまざまな要因で人間関係も変化して、いじめやけんかが起きたり、それがきっかけで笑顔が消えたり、学校へ足が向かなくなったりすることもあります。特に、目に見える変化がなくSOSの見極めが難しく悩みを打ち明けられない子どもたちがいることも念頭に入れなければなりません。だからこそ、学校と家庭がしっかり連携し、子どものSOSを見逃さない気配り、目配り、心配りができる体制を構築しなければならないと改めて思います。
これからは、コロナ対策の上に、大雨・台風・地震等における自然災害への備えなどの危機対応、そして教育施設内や通学路の安全点検や安全教育などを通して、「命を守る教育」にも取り組む必要もあります。
 
2022.6.12小城市教育の日 2022.6.12小城市教育の日
小城市教育の日
令和4年7月8日      
小城市教育長 大野敬一郎
 

問い合わせ

小城市教育委員会 教育総務課 (東館2階)
〒845-8511 佐賀県小城市三日月町長神田2312番地2
電話番号:0952-37-6130 ファックス番号:0952-37-6167
メール:kyouikusoumu@city.ogi.lg.jp
 

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