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市長コラム(令和3年10月記)

更新日:2021年10月25日

 『私達のルーツ』

 2022(令和4)年、NHKの大河ドラマが「鎌倉殿の13人」に決定しました。作・三谷幸喜、主演・小栗旬(北条義時役)です。鎌倉幕府を開いた源頼朝公の死後に発足した幕府の集団指導制「十三人の合議制」を題材にしたドラマのようです。

 源頼朝公の側近中の側近に千葉常胤(つねたね)公の存在があり、大河ドラマの中にも出てきますので楽しみにしています。その千葉常胤公から六代目の頼胤(よりたね)公は、蒙古襲来の文永の役で下向(げこう)したのち所領の一つである小城で死去されており、七代目の宗胤(むねたね)公は、父親の跡を継ぎ小城へ下向し九州千葉氏の祖となりました。八代目の胤貞(たねさだ)公は、下総国千田庄(現千葉県多古町周辺)で育ち、小城の地においては千葉城を築き祗園祭や、妙見社を興し、小城のまちづくりにも尽力されています。胤貞公が関東から下向する際、千田庄から原・円城寺・金原・中村・鎰尼(かぎあま)・平田・白井・飯篠(いいざさ)・山口・福島・樋口・仁戸田・東氏ら多くの関東武士団が、胤貞公に付き従って一緒に小城に移り住んだと考えられています。  

 千田庄あたりには、原郷・金原郷・中村郷・飯笹郷・東郷等があり、それらの地名が現在も姓として小城に残っています。今年8月21日(土)に、千葉氏サミットがオンラインで開催されました。これは千葉市・多古町・小城市など、千葉氏に縁のある自治体12市町参加のサミットでした。来年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を見ながら千葉と小城の縁を感じ、それぞれの姓のルーツを求めて探究できればと思いを巡らせています。   

                                                        

 

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