№3 「温故知新」小城鍋島400年シンポジウムより【平成29年7月1日】
更新日:2020年3月 5日
平成29年7月1日、(株)まちづくり小城主催の『小城鍋島400年シンポジウム~今に連なる山挽祇園の伝統~』が開催されました。
シンポジウムの前半は、岩松要輔氏(小城郷土史研究会会長)が講師として「小城鍋島藩と祇園山挽」というテーマで基調講演がありました。
今年で、701年目を迎える山挽祇園について、鍋島藩(家) が400年前に小城藩を築いて以降の‘祭り’の移り変わりをひも解いていただき、詳しい歴史的な経緯を知ることができました。
また、後半の「今に連なる山挽祇園の伝統」というテーマのパネルディスカッションでは、小城中学校生徒会役員の生徒二人の意見は、今後の小城を背負っていく中学生のふるさとへの熱い思いを感じて、頼もしい限りでした。
≪中学生の意見≫
・祇園祭は楽しいもの、大好きである、と友人みんなが思っている。
・小城にとっては、昨年700年という節目を大切にしたい。
・いいものだから鍋島家が続けてきたこと、ということを大切にしたい。
・このようなお祭りは、決して途切れさせたらいけないものである。
・正しく学び、途切れることなく、後世に伝えることにも貢献したい。
・県外の人にも、小城のよさを発信し、知ってもらいたい。 など
会場のゆめぷらっと小城には、多くの市民のみなさんが興味深く聞き入りながらそれぞれに思いを巡らせ考えられたことと思います。
私自身、幼少から前夜祭の浮立奉納に関わってきて、たくさんの思い出もあり、祭りを通して育ててもいただきました。話を聞きながら、小さいころのことを思い出し、「人間見るなら小城山挽祇園」という云われを改めて考えてみました。
「小城山挽祇園」のような長い伝統がある恒例の夏祭りの将来に向けて考える大きな機会になり、こうした小城市の伝統・文化を途切れさせることなく、いかに繋ぎ継承し、またそこに関わっていくべきか、改めて考えさせられた一日になりました。
パネリストの江里口市長の言葉、「不易と流行」~いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものをも取り入れていくこと。また、新味を求めて変化を重ねていく流行性こそが不易の本質であること。(goo辞書より)~という言葉を思い浮かべながら、
私は、「温故知新」~前に学んだことや昔の事柄をもう一度調べたり考えたりして、新たな道理や知識を見出し自分のものとすること。古いものをたずね求めて新しい事柄を知る意から。(goo辞書より)~という言葉が頭に浮かび、先ずは自ら歴史について、もっと深く学ぶ必要があると感じました。
貴重な機会でした。ありがとうございました。
このような機会を通して、「小城のよかところ」を人と人で繋ぎ、更なる発展のために、日ごろより、“まちづくり”にご尽力いただいている(株)まちづくり小城、はじめ多くの関係各位の今後益々のご発展とご活躍をお祈りします。
平成29年7月1日
教育長 大野 敬一郎
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