小城市の文化財(天然記念物)
更新日:2024年5月31日
天然記念物
カササギ生息地(かささぎせいそくち)
指定年月日:大正12年(1923年)3月7日
所在地 :市内全域
カササギは県鳥であり、カチガラスの愛称で親しまれています。カラス科に属し、雑食性で、黒色を基調に両翼端など一部が白いツートンカラーで、比較的長い尾を持っています。北半球全域に生息していますが、わが国では佐賀平野を中心とする地域に限られています。指定地は、唐津・伊万里市と東西松浦郡を除いた県内と福岡県の一部ですが、最近は熊本県や長崎県でも姿が確認されています。
巣作りは、早いもので12月から始まります。以前は雑木林の高木の頂部付近に巣作りをしていましたが、最近は電柱に作られるようになり変化が見られます。繁殖期は1~6月、この期間はテリトリー意識が非常に強く、他のカササギやカラスとの争いがよく見られます。産卵数は5,6個で、約20日で孵化して4,5月を中心に巣立ちます。巣立った後はテリトリー意識が弱まり、雑木林などをねぐらに群生活を行います。
生息の起源については、豊臣秀吉の朝鮮出兵時に佐賀藩祖鍋島直茂らが持ち帰ったなどという人為的移設説や自然飛来説があります。
問い合わせ
小城市教育委員会 文化課/梧竹記念館/歴史資料館〒845-0001 佐賀県小城市小城町158番地4(桜城館内)
電話番号:0952-73-8809/0952-71-1132(平日、土曜日、日曜日 8時30分から17時15分まで) ファックス番号:0952-71-1145
メール:bunka@city.ogi.lg.jp
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