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No.12 小城の歴史を学ぶ「小城武道物語」講演会 【平成30年1月28日】

更新日:2020年3月 5日

「城創伝心(じょうそうでんしん)」 "小城の歴史や伝統を受け継ぎ、文化を創造する豊かな心を育み後世へ伝える人づくり" という小城市教育の基本方針を目当てにしながら、教育委員会ではさまざまな取り組みを行っています。特に、小城の歴史を知ることや学ぶことは、今後の小城市教育の推進には、土台になることであると思っています。

小城市にとって昨年は、小城鍋島家が成立して400年という節目の年でした。
今年は、明治維新150年を迎え、佐賀県でも「肥前さが幕末維新博覧会」がいよいよ3月17日から開催予定であり、県全体で大々的に取り上げられています。

 小城武道物語の講演会のようす


1月28日、ゆめぷらっと小城において「小城武道物語」講演会を開催しました。
講師に埼玉大学名誉教授の大保木輝雄氏をお招きして、「サムライ精神と新陰流」と題して、講演をお願いしました。大保木先生からは、身振り手振りを交えて、サムライ精神「はがくれ精神」の基調となったとも考えられる新陰流について、熱く語っていただきました。

小城と柳生新陰流との繋がりですが、小城鍋島藩初代藩主 鍋島元茂は、徳川将軍家の兵法指南役であった柳生宗矩に江戸で入門しけいこに励み、三代将軍の徳川家光の稽古相手も務めるなどして、腕前を高めたと言われています。
こうして、鍋島元茂が新陰流を学び、小城鍋島藩主としてこの小城の地に新陰流の教えが受け継がれてきたと思われます。それは、小城公園の岡山神社境内に、柳生宗矩、三厳を祀る祠があることにも、この小城の地で柳生新陰流を大切に受け継がれてきたことがうかがい知れます。

 

柳生新陰流演武会の指導ようす


また、午後からは、小城市剣道連盟の主催による柳生新陰流演武会が開催されました。
関東より新陰流を継承されている赤羽根龍夫氏、赤羽根大介氏、若尾洋子氏より、新陰流の演武を披露していただきました。また「小城は、新陰流の聖地である」という言葉のもと、多くの参加者に対して直接体験しながら、熱心に実技指導をしていただき、大変有意義な演武会になったようです。

この節目の時に改めて、小城を誇りに思うことができる「小城の歴史」を訪ねることができ、新しきを知るものになりました。
4名の講師の先生方には公私ともに大変お忙しいところ、お引き受けいただき遠路はるばる小城の地まで足を運んでいただき、本当にありがたく感謝しております。
そして、小雪が舞い散る寒い中ではありましたが、この行事に協力してくださった小城市剣道連盟のみなさんと、市内はもとより県内外からも多くのみなさんに参加していただいたことに対して、厚くお礼を申し上げます。
ありがとうございました。

この一日を通して、これからも小城市の歴史や伝統を受け継ぎ、後世へ伝えるためにも、「温故知新」を大切にしながら学び、人づくりに努めていきたいと思いました。

平成30年1月28日
小城市教育長 大野 敬一郎

問い合わせ

小城市教育委員会 教育総務課 (東館2階)
〒845-8511 佐賀県小城市三日月町長神田2312番地2
電話番号:0952-37-6130 ファックス番号:0952-37-6167
メール:kyouikusoumu@city.ogi.lg.jp
 

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