文字サイズ

背景色

No.13 子どもたちとスマホについて【平成30年3月12日】

更新日:2018年4月11日

column13-1ogi

column13-2mikatuki

column13-3usidu

column13-4asikari

現代の情報化社会の中、今や多くの家庭にはパソコンやタブレットがあり、多くの大人は、スマホ、携帯を所持しており、自由にインターネットができる環境の中にあります。
そのような中、子どもはどうかというと、スマホ、携帯ばかりでなく、パソコン、ゲーム機等、自由にインターネットができる環境も多くの家庭にあり、大人と変わらず、インターネット社会に生きていると言って過言ではありません。

学校では、ICT利活用教育で学習に効果を上げている現在の『明るい社会』も、インターネットの使い方を間違ったり、モラルを守らなかったりすることなど、情報モラルの教育が浸透できなかったりすると、『暗い社会』をつくりあげてしまいます。
その暗い社会とは、インターネットに関わる犯罪やラインのトラブルでいじめに発展するなど、子ども同士の人間関係がこじれたり、ゲームや動画サイトにのめり込みするなどして体調を崩したり生活習慣が大きな乱れて子どもの成長に阻害しているなど、大きな課題や問題も日に日に増加している現実もあります。

"○○祝いにスマホを"というような風潮がある中、先日ある新聞の記事の中に、『親として、子どもに、いつ、どんなタイミングでスマホ、携帯を所持させるか』をテーマに取り上げられた記事がありました。
その中の意見として「スマホも禁止してすむ話ではない」「そもそも子どもの成長や親子関係のあり方に課題があるのでは」という記事を読みながら、「親として、子どもに、いつ、どんなタイミングでスマホ、携帯を所持させるか」を議論する前に、大人である私たちや親自身が「私は、こう思う」というメッセージをしっかり送り、子どもたちとしっかり向き合って話し合う必要があると思います。
情報モラルの教育を子どもたちに浸透させ、『明るい(インターネット)社会』にするためにも、今後、家庭での親子の話し合いが不可欠であり、避けて通ることができません。
ぜひ、下記のチェック項目の一例を参考にして話し合ってみてください。

その一つの例、考えるチェック項目として
○親自身のスマホとの付き合い方を振り返っているか
○親がスマホの管理責任を自覚しているか
○親が使い方の手本を示すことができるか
○スマホに依存していないか(家庭や友人関係、勉強等の悩みからスマホに逃げてのめり込んでいないか)
○子どもとともに話し合い、「家庭でルール作りを」ができるか
など。

そして、愛知県の中学生の声(2017.12.22朝日新聞の投稿)をここに紹介をします。

「携帯依存少しでも減らしたい」
私は今年の夏に初めて携帯電話を持ちました。周りと比べてもかなり遅い方で、買ってもらった時はとてもうれしかったのですが、私の生活は激変しました。
まず、目覚まし時計と腕時計は携帯になりました。暇なときは動画やSNSを見るようになり、テレビや新聞、本などは一切見なくなりました。そして、何かをしながら音楽やラジオを聴くようになりました。
ふと我に返ってみると、一日中、携帯を触っていることに気がつきました。つまり、依存していたのです。
そのことに気がつき、意識してみると、携帯を触っている時間を少し短くできました。依存を治すのは難しいことだと思います。でも、それができれば、時間をもっと有意義に使えるようになると思います。(愛知県中学生14歳)

小城市内の各四町では、学校・PTA・育友会・地域に協力を得ながら、携帯・スマホのルールを決めて啓発されています。
私たち大人も、しっかりと子どもたちとともに考えて話し合い、この情報化社会に生きる子どもたちに、人を大切にすること、ものを大切にすること、そして、時間を大切にすること、この三点をしっかり自分のこととして考えて、自分の将来の夢に向かって、その実現を目指してほしいと強く願っています。

 

平成30年3月12日

小城市教育長 大野 敬一郎

問い合わせ

小城市教育委員会 教育総務課 (東館2階)
〒845-8511 佐賀県小城市三日月町長神田2312番地2
電話番号:0952-37-6130 ファックス番号:0952-37-6167
メール:kyouikusoumu@city.ogi.lg.jp
 

※「用語解説」に関するご質問・ご要望は、Weblioへお問い合わせください。

アンケートご質問・ご要望はコチラからお問い合わせください。

このサイトは見やすかったですか?

      

このページの情報は役に立ちましたか?

      

閉じる