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No.17「小城市文化と教育に親しむ月間」に思う“第14回小城市少年少女の声大会”【H30年11月17日】

更新日:2020年3月 5日

小城市少年少女の声大会の様子

小城市教育委員会は、この11月を「文化と教育に親しむ月間」として学校、地域あげていろいろな行事を行っていただいております。
少年少女の声大会(小城市青少年育成市民会議主催)は、毎回、市内の小中学生が日ごろ考えていることや身の周りのこと、自分の考えを自分の言葉で一生懸命発表してくれます。子どもたちも学校と違い、地域社会の中で意見を発表するという貴重な体験になっています。
それと同時に、小城市の宝である子どもたち、これから厳しい社会に生きる子どもたちとともに、私たち大人も一緒になって考えるとても貴重な場であり、そういう意味でも、この文化と教育に親しむ月間の中でもとても意義深い行事として、大変期待をしています。

さて今年は、明治維新150年ということで、佐賀県でも肥前さが幕末維新博覧会など「人」「志」「技」にスポットを当てて開催されています。佐賀もすごいところですが、小城もすごいところです。小城市の歴史と伝統も、本当に素晴らしいものがあります。
小城市のイメージを一言で言うと、「小城市は秀峰天山と有明の海、田園恵まれ、伝統、文化、自然と調和のとれた美しい町です。」これは、小城市の市民憲章の前文の冒頭にありますが、まさしく、その通りだと思います。
私は、これからこの美しいまち小城市を繋ぎ、担っていく子どもたち一人一人が、住んでいるまちを誇りに思い、自慢できるまちにして、社会でたくましく生きていく力を身につけてもらいたいといつも思っています。

今年度小城市の小中学校の児童生徒数、約3900人のみなさんが、市内の四つの町、それぞれの地域で生活をしています。その地域の中には、学校があり、それぞれの家庭があり、毎日、毎日、子どもも大人も、それぞれ多くの人と人との関わり合いの中で生きています。

今回発表された12名の児童生徒のみなさんは、各地区の代表として、一人一人が経験や体験を通して、自分の思いや考え、夢の実現など、自分の言葉で表現し、多くの人たちに伝えてくれました。今年も本当に素晴らしい発表でした。

特に印象深く残っているのは、自分のことで、病気や障害に向き合い、本当ならば、躊躇して他の人には言いにくいこともあったでしょうけど、つらいことや苦しいこと、体験を通して学んだこと、感じたこと、決意したことを臆することなく素直に話してくれたこと、立ち向かっていく姿に…私は、ただただ感動と感謝するしかありませんでした。

それと発表に共通するキーワードとして、「人」という言葉が浮かびました。人にために、誰かのために何かをする、困っている人を助ける、また、人から助けてもらう、人を大切にする…そこには、多くの「人との出会い」があり、人と人との繋がりがあり、まさしく「人は人によって育つ」という、昔から人が歴史や文化を大切に受け継いだことと結びつくことだと思います。
しかし、誰もが順調にばかり生活するとは言えません。もしも、壁にぶつかった時、不安やつらい思いをした時など、あらゆる壁を乗り越えていくための「人の支え」を今後も大切にしてもらいたいし、私も大切にしたいと思いました。

他にも、思い浮かぶキーワードは、「命」「生きること・生きていくこと」「夢」「人権」「思いやり」の大切さを伝えてもらいました。
そこには、決して、「当たり前のこと」ではなく、「奇跡的な事である」とつくづくと思い知らされました。だからこそ、「命のつながり」や「決して忘れてはいけないこと、それを風化させないように伝えていくこと」や「夢の実現のために諦めないでチャレンジしていこと」の大切さなども、伝えてもらいました。
また私たちは、日常生活において「人」「もの」「時間」この三つを大切にすることにも心がけていきたいものです。

12名のみなさんそれぞれの体験や経験を通して、成功や失敗によって、つらいことや苦しいことをバネにして、新たにわかったこと、改めて気付いたこと、夢の実現や新たな目標を定めたこと、それをこれからに生かしていこうとする意気込みと意欲を強く感じました。

自分の声を多くの人の前で、しっかり自分の言葉で主張してくれたこと、本当に、素晴らしいことであり、頼もしく思いました。
この声が、ほかの多くの友達や大人のみなさんに届き、多くの人が心新たにしたことだと思います。私もその声に元気をもらい、改めて、「大人として」、「人として」、襟を正していきたいと思いました。本当に、ありがとうございました。

また、当日は平成30年度功労者表彰・善行表彰も行われました。これまで長きにわたり小城市青少年育成市民会議の振興に寄与し、また青少年の模範となる行為のあった方々の表彰でした。小城市の青少年の健全育成や子どもたちへの安心安全に対して、長い間、多くの場面でのご尽力いただきまして、深く感謝申し上げます。
受賞者のみなさんには、更なるご活躍をお祈りしています。

今後も、家庭、地域、学校が力を合わせて、各地区の青少年育成会の活動が益々発展し、小城市青少年市民会議の振興に繋がり、小城市の宝である子どもたちが、さまざまな体験を通して、笑顔が輝き、元気に健やかに育っていくことを切に願っています。
今後も、青少年の健全育成に、ご協力、ご支援をどうぞよろしくお願いします。

平成30年11月17日

小城市教育長 大野 敬一郎

 

☆「がんばっています!小城市の子どもたち」☆

少林寺憲法による演舞の様子

『佐賀小城スポーツ少年団』少林寺拳法 演武

問い合わせ

小城市教育委員会 教育総務課 (東館2階)
〒845-8511 佐賀県小城市三日月町長神田2312番地2
電話番号:0952-37-6130 ファックス番号:0952-37-6167
メール:kyouikusoumu@city.ogi.lg.jp
 

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